目次
ドラゴンクエストX 発売日と価格について
商品名:ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ version 1-5
発売日:2020年5月14日(木)
価格:4,800円 +(税)
対応機種:Windows、PlayStation4、Nintendo Switch
購入特典:黄金の花びら 10個
ソフト内容:下記の5本の内容がすべて楽しむことができます。
- 『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』
- 『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オンライン』
- 『ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン』
- 『ドラゴンクエストX 5000年の旅路 遥かなる故郷へ オンライン』
- 『ドラゴンクエストX いばらの巫女と滅びの神 オンライン』
ドラゴンクエストXの概要
ドラゴンクエストシリーズの第10作で、ナンバリングタイトルとしては初のオンラインゲーム。
開発はスクウェア・エニックス社内で行われており、こちらもシリーズ初となる。
内製ということもあって『Crystal Tools』を使用したことが明らかにされている。
キャッチコピーは「皆をつないで世界がつながる」。
タイトルロゴには二人の人間が手をつないでいる姿が描かれている。
収益構造が従来のパッケージ型ソフトとは異なっているため、パッケージ+月額課金型のオンラインゲームとしては十分な成功を収めており、2013年12月時点で国内累計本数(出荷数とDL版)100万本を突破している。
なお、プロデューサーの齊藤陽介は最終的な目標を(ファミリーコンピュータ版の『ドラゴンクエスト』の出荷本数である)150万本としている。
2013年9月26日より、Wii版・Wii U版共に、Windows版と同じ3,990円に値下げされた。
ドラゴンクエストXでは、当時の日本のオンラインゲーム市場で懸念されていた、ジャンルとしての普及率の低さを意識しつつ、本作をプレイする上での「金銭的制約」、ハード環境の「環境的制約」、オフラインゲームとオンラインゲームと比較した「心理的制約」等、各種問題をなるべく解消するように工夫されている。
他のプレイヤーとパーティを組むだけでなく、AIによるキャラクター「サポートなかま」とパーティーを編成した1人プレイも可能であるなど、従来通りのドラゴンクエストの最新作として安心してプレイできるものを目指して開発した、としている。
開発プロジェクトは前作『IX』(9)よりも先に始まっており、開発は二作並行して進められていた。

堀井雄二
ドラゴンクエストシリーズのゲームデザイナーである堀井雄二は1988年頃にアスキーのパソコン雑誌「ログイン」のパソコン通信向けネットワークRPGの開発企画「電脳空間RPG」に参加しており、同誌で連載していたコラムでもドラゴンクエストをネットワークRPG化するアイデアを披露したり、インタビュー記事で「『ドラゴンクエスト』のネット版を作りたいね」と語るなど、本作発売から20年以上前よりオンラインゲームに意欲的な姿勢を見せていた。
オープニングムービーとゲーム内テキストにはフォントワークスの「筑紫明朝」と「キアロ」が使用されている。
BGMは一部の楽曲を除き、東京都交響楽団演奏のオーケストラ音源を採用している。
ドラゴンクエストX ストーリー
目覚めし五つの種族
レンダーシアの中心に位置するエテーネ島。
そのエテーネの村で主人公は暮らしていた。
エテーネの民が代々引き継いでいる時渡りの術の力を危惧した冥王ネルゲル達の襲撃によりエテーネの村は壊滅。
レンダーシアは迷いの霧に覆われる。
死亡した主人公は謎の神殿に飛ばされ、同時期に不慮の死を遂げた別の種族として生き返しを受けることとなった。
復活早々事件に遭遇するも、勇者が覚醒した際に発した光によって救われる。
種族の集落を旅立ち、大地の箱舟に乗ると、そこで主人公は放浪の賢者ホーローと出会う。
ホーローは主人公に5つの大陸をめぐり、力量の目安としてキーエンブレム(国を救うレベルの功績を上げたものが、各大陸の大都市の統治者から授与される勲章)を集めるように伝える。
各大陸で様々な事件を解決しキーエンブレムを集めた主人公は、賢者ホーローの導きでネルゲルの居城・冥王の心臓に向かおうとするが、邪悪な力で阻まれてしまう。
そこに渡るためには破邪舟が必要なのだが、その技術はすでに失われてしまっていた。
主人公は人間の姿を取り戻し、時渡りの術で破邪舟の技術があった過去の時代へと行き、その技術を現在に継承させる手助けをする。
現代に戻り、現代の破邪舟師の力を借りて冥王の心臓に渡った主人公がネルゲルを討伐すると、賢者ホーローより勇者として覚醒したレンダーシアのグランゼドーラ王国王女の手助けをしてほしいと頼まれる。
眠れる勇者と導きの盟友
ホーローにより迷いの霧を越える方法が見いだされる。
主人公を乗せた船グランドタイタス号はレンダーシアを覆う迷いの霧を越えるが、目的のグランゼドーラ王国までたどり着けず、南西にあるココラタの浜辺に上陸する。
程なく三門の関所に到着するものの、王女アンルシアの命によりグランセドーラへの道は封鎖されていた。
グランドタイタス号で出会った謎の男クロウズの助言により、「三匹の蝶」を求めてレンダーシアの他地域をまわることになるが、各地で奇妙な事件に遭遇する。
「三匹の蝶」を揃えて三門の関所に到着するとメルサンディの村で出会った少女ミシュアと再会し、グランゼドーラへの道が開かれる。そこで出会った王女アンルシアはミシュアとそっくりの顔をしていた。
主人公達はアンルシアの巨竜討伐に同行するが、ミシュアには破魔の力が宿っていた。
その力を欲するアンルシアに幽閉されたミシュアを救った主人公は、クロウズの導きにより「三匹の蝶」でミシュアの失った記憶を取り戻させる。
ミシュアこそが本物のアンルシアであった。創生の渦の力により禍々しい姿となった魔勇者アンルシアを倒した勇者姫アンルシアと主人公達であったが、レンダーシア全体が大魔王マデサゴーラによって創られた偽りの世界であることを知る。
魔勇者が残したブレイブストーンによりアンルシアと主人公は真のレンダーシアに戻り、真偽ふたつのレンダーシアを行き来できるようになった主人公は、マデサゴーラの野望を明らかにするために各地を冒険する。
真相に迫るべく冒険を進めると、大魔王マデサゴーラの目的が自らの創った偽りのレンダーシアで真のレンダーシアを塗り潰し自らが創造神となることであること、主人公が勇者が目覚める時代に勇者の友連れとなる勇者の盟友であることが明らかになる。
マデサゴーラはレンダーシアの4つの神の緋石を破壊し、神の力を削ぐことでそれを成し遂げようと暗躍するが、3つの緋石は勇者と盟友によって守られる。
ついに大魔王の居城が明らかとなる。勇者姫アンルシアとその盟友である主人公は決戦に挑む。
いにしえの竜の伝承
平和が訪れたレンダーシアと5つの大陸。
それを祝いアリオス王は盛大に六種族の祭典を催すこととし、主人公も招待される。
だが祭典の最中に主人公の兄弟姉妹が突然現れ、アンルシアとラグアス王子がさらわれてしまう。
アストルティア5大陸の若い王族が狙われていると考えた主人公達は、各地を巡って誘拐犯を止めようとする。
各大陸を巡った果てに追い詰めた誘拐犯は、竜族の竜将アンテロだった。
アンテロを倒し、竜族が住む地・ナドラガンドへ入るための竜の聖印を手に入れた主人公達は、誘拐されたアンルシア達を探してナドラガンドへと乗り込み、ナドラガ教団の女性神官エステラと出会う。
ナドラガ教団は、炎・氷・闇・水・嵐の5つの領界に分断されたナドラガンドを1つにつなぎ合わせ、バラバラに封印された竜族の種族神・ナドラガ神を復活させることで竜族たちの救済を目指していた。
主人公はエステラら教団とともに各領界で起こった事件を解決し、領界をつなぎ合わせていく。
しかし、その途中でナドラガ神が他の種族神たちとの対立から邪神と化していたことを知り、教団と袂(たもと)を分かつ。
教団の幹部でもあったアンテロが誘拐していたのは「神の器」と呼ばれる、各種族神の特別な加護を受けた者たちであった。
教団は神の器たちを集めてその力を利用し、ナドラガ神を復活させ、竜族によって他の種族を支配する世界を作り上げようとしていた。主人公の兄弟姉妹がアンルシアたちをさらったのは、教団の手から守るためであった。
教団側とのさまざまな奪い合いの末、神の器たちと主人公の兄弟姉妹、クロウズと合流する。
エステラも教団を破門され主人公の側につく。
教団によってナドラガ神は復活し、世界を破壊しようとするが、神の器たちとクロウズ、主人公の兄弟姉妹とともに、種族神たちの力をも借りて、暴走するナドラガ神に挑む。
5000年の旅路 遥かなる故郷へ
ナドラガンドの邪竜神を倒し平和を取り戻した主人公は、グランゼドーラ王国で放浪の賢者ホーローと再会する。
兄弟姉妹から手に入れた謎の銀色の箱をホーローに見せると、隠されたスイッチを押してしまう。
すると箱から不思議な力が放たれ、主人公はその場から消えてしまう。
気付いた時、主人公はドミネウス邸という見知らぬ屋敷にいた。
そこで、滅びたはずのエテーネ王国の住人だと名乗るメレアーデとクオードという姉弟と出会う。
銀色の箱の力を使えば元の世界に戻れるだろうと、再び箱を使うと、今度は中空に巨大な繭が鎮座する、崩壊した謎の世界にやってきてしまう。
箱から時の妖精「キュルル」が出現し、この箱が時空を超えるための「エテーネルキューブ」だということを語る。
元のグランゼドーラに戻り賢者ルシェンダとキュルルに相談したところ、崩壊した世界は近い将来のこの国の姿だという。
滅びの原因が5000年前のエテーネ王国にあることを突き止めた主人公たちは、未来を変えるため、過去へと旅立つ。
主人公はキュルルと共に、過去や未来の「エテーネ王国」、「古グランゼドーラ」、「古代オルセコ王国」、「古代ウルベア帝国」、「宇宙船アルウェーン」など時空を超えた旅をして異形獣や黒衣の剣士と戦いながら各地の事件を解決する。
徐々に明らかになる滅びの元凶。
時見の箱「キュロノス」は黒衣の剣士を操り異形獣を強化させていく。
そして無限増殖能力を持つに至った異形獣「バイロゴーグ」によってアストルティアが滅ぶ未来。
無限増殖能力に対抗する手段を見つけ、黒衣の剣士をキュロノスの洗脳から開放することに成功するも新たな傀儡(かいらい)を手にしたキュロノスはエテーネ王宮を「時獄の迷宮」へと作り変え異形獣をさらなる究極の生命体へと進化させようと企む。
アストルティアを滅びの未来から救うため主人公達はキュロノスに決戦を挑む。
いばらの巫女と滅びの神
キュロノスを倒し世界を滅亡の危機から救った主人公は、アンルシアから気球に乗ることに誘われる。
だがそれは旅芸人を騙(かたっ)って世界の混乱を企てるピュージュの罠であり、キュロノスが倒された際に落とした戦禍のタネを奪われ、ガミルゴの盾島にかけられた魔界への封印が解かれてしまう。
間もなく現れた魔族の軍勢を率いる女魔王ヴァレリアから攻撃を受け瀕死の重症を負うも、そこに居合わせた魔族の旅人・ユシュカに血の契約を受け一命を取りとめる。
だが代償として魔族の姿にされ、彼のしもべとなった主人公は、やがて魔界における次期大魔王を決める争い、そして迫り来る大魔瘴期の危機に巻き込まれることとなる。
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