西浦博教授の学歴・経歴
生い立ち
- 1977年、大阪府にて生まれ、兵庫県神戸市にて育つ。47歳(2024年11月現在)
- 幼いころから、ロボットコンテストやソーラーカーの開発に興味を持っていた。
- 神戸市立工業高等専門学校に進学し、電気工学科にて学んだ。
- 兵庫県南部地震によって引き起こされた阪神・淡路大震災に罹災(りさい)し、被災者を救助するAMDAの医師の姿に心を打たれ、一転して医学の道を志す。
- 1996年4月、宮崎医科大学に進学し、医学部の医学科にて学んだ。
- 学生インターンとして発展途上国での麻疹とポリオの予防接種対策に参画したところ、医学者のロイ・アンダーソンらの著した『Infectious Diseases of Humans -- dynamics and control』を紹介され、感銘を受ける。
- 2002年3月、宮崎医科大学を卒業した。
- 2002年5月から2003年3月にかけて、東京都立荏原病院にて内科や感染症科の臨床研修医として非常勤で勤務した。
- その後、タイに渡り、2003年4月より同年10月までマヒドン大学の熱帯医学校の大学院にて学んだ。
- 2004年4月、広島大学の大学院に進学し、保健学研究科にて学んだ。
- 大学院生として「Mathematical and statistical epidemiology of emerging/re-emerging infectious diseases with particular emphasis on inference of key parameters」と題した博士論文を執筆した。
- また、その間2004年4月から2005年3月にかけて、イギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンの医学部にて客員研究員を務め、かつて感銘を受けたロイ・アンダーソンから直接指導を受け、感染症疫学について研究していた。
- 2006年3月、広島大学の大学院における博士課程を修了し、博士(保健学)の学位を取得した。
医学者、保健学者として
- まだ大学院生だった2005年4月から、ドイツのエバーハルト・カール大学テュービンゲンの医系計量生物学研究所にて研究員となっており、2007年8月まで勤務した。
- その傍ら、2006年4月から2007年8月にかけて、長崎大学の熱帯医学研究所にて特任准教授を兼任した。
- 2007年9月より、オランダのユトレヒト大学にて博士研究員となり、理論疫学を研究した。
- その後、さきがけ主任研究者となり、2011年3月までユトレヒト大学に在籍した。
- 2011年4月、香港特別行政区の香港大学に転じ、2013年4月まで公衆衛生大学院の助理教授を務めた。
- 2013年6月には東京大学に転じ、大学院の医学系研究科で准教授に就任した。
- 医学系研究科においては、国際社会医学講座を受け持った。
- 2016年3月まで東京大学に在籍し、翌月より北海道大学に転じ、大学院の医学研究院にて教授に就任した。
- 大学院においては、社会医学分野を受け持った。
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なぜ西浦博教授は「8割おじさん」と呼ばれるの?
【なぜ8割の行動制限が必要なのか】
北海道大学 西浦 博より解説します。
行動制限する人(p)の割合を、欧米の例を参考にR0(基本再生産数)と Re (実効再生産数)から導き出すと6割です。
なぜ8割としたかを解説しています。#新型コロナクラスター対策ゼミ pic.twitter.com/I6uRw4u6ri
— 新型コロナクラスター対策専門家 (@ClusterJapan) April 7, 2020
- 2019年から2020年にかけての日本での新型コロナウイルス感染症の流行に際して、厚生労働省のクラスター対策班に参画。
- 流行拡大を防ぐには人との接触を8割削減することが必要と提唱し、インターネット上で「8割おじさん」と呼ばれるようになり、自身も名乗るようになった。
- 名付け親は、ともにクラスター対策にあたっていた医学者の押谷仁とされる。
- 緊急事態宣言の是非を審議する委員会の委員である押谷仁は、審議当日の朝に西浦博教授の主張に直接耳を傾け「どこまで頑張れるかわからないけれども、8割おじさんの願いが叶うように精一杯やってみよう」と応じている。
「8割おじさん」の名付け親、押谷氏はこちら!
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押谷仁(おしたにひとし)教授・経歴や出身高校などのプロフィールとコロナ対策で瀬戸際の攻防
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【New】新型コロナの流行拡大を防ぐため8割減らすことが求められる人との接触。
ところが、緊急事態宣言直前に資料のデータが差し替えられ、この目標値は左右されています。8割削減の目標をはじき出した西浦博さん( @nishiurah)に取材しました。(岩永直子 @nonbeepanda)https://t.co/tf14Fv3zvz
— BuzzFeed Japan Medical (@BFJMedical) April 11, 2020
自ら発信しないと責任を押し付けられます!
ところはすぐ介入が必要であり、8割は絶対必要という主張をしてきました。とても大事なので研究者矜持を忘れず厳密計算をしているところなのに簡単にコミュニケーションのミスが生じていて大変危険です。だから、僕は真実をちゃんと吐いたほうが良いのだと思います。取材対応まとめてやります 2/2
— Hiroshi Nishiura (@nishiurah) April 10, 2020
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