初めて新大久保に行くとき、「人が多くて疲れそう」「どこに行けばいいか分からない」「食べ歩きのマナーもよく知らない」という不安を抱く人はとても多いです。
でも、安心してください。新大久保は時間帯とルートを少し工夫するだけで、思っていた以上に歩きやすくて楽しい街になります。
このガイドでは、私が友だちを何度も新大久保に案内してきた経験をもとに、
- 3時間コース/5時間コースの時間割付きモデルプラン
- 新大久保駅から大久保通り・職安通りをどう歩けば楽かという動線
- 食べ歩きの注文量と予算の目安
- 「新大久保ルール」に沿ったマナーと持ち物チェック
を、初めて新大久保を訪れる人向けに、やさしく具体的にまとめました。
記事を読み終えるころには、「このルートと時間割なら、そのまま真似できそう」と自信を持って計画が立てられるはずです。
目次
新大久保食べ歩きが「難しく」感じる3つの理由
最初に、新大久保食べ歩きがなぜ少しハードル高く感じるのかを整理します。
理由が分かると、対策もはっきりしてきます。
①:駅を出た瞬間から人だらけに感じる導線の問題
新大久保駅を出てすぐ目の前にある大久保通りは、新大久保コリアンタウンのメインストリートです。
新大久保駅と大久保通りは、「起点とメインストリート」という関係にあり、ほとんどの人が同じ場所に集中します。
その結果として、
- 土日や祝日の昼すぎは、横断歩道を渡るだけでも行列になる
- 大久保通りの歩道が、常に人でいっぱいに見える
という状況になりやすく、新大久保に初めて来た人ほど「前に進めない…」と感じがちです。
②:食べたいものが多すぎて、逆に迷子になる問題
新大久保コリアンタウンには、大久保通りや職安通り沿いを中心に、
- チーズハットグやキンパなどの屋台フード
- トゥンカロンやクルンジなどの映えスイーツ
- 韓国チキンやチゲなどのしっかりご飯
がひしめいています。
大久保通りと食べ歩きグルメは**「集積エリアとグルメカテゴリー」**の関係にあり、歩けば歩くほど新しい誘惑が目に入ります。
その結果として、
- 「あれもこれも食べたい」と思いながら、なかなか最初の一軒を決められない
- 気づいたらお腹がいっぱいで、行きたかったお店に入れない
という“選択肢の多さゆえの迷子状態”になりやすいのです。
③:ルールやマナーが分からず、居心地が悪く感じてしまう
新大久保コリアンタウン全体には、新宿区が定めた「新大久保ルール」があります。
新大久保コリアンタウンと新大久保ルールは、**「エリアと行動ルール」**という関係です。
- 通行の妨げになる場所で飲食をしない
- ゴミのポイ捨てをしない
- 指定場所以外で座り込まない
といった決まりが存在しますが、初めての人はその存在を知らないまま、新大久保食べ歩きを始めてしまうことが多いです。
結果として
- 歩道のど真ん中で食べてしまい、周りの邪魔になっている気がして落ち着かない
- ゴミを持ったまま歩き回り、「どこに捨てていいか分からない」と焦る
という状況になり、せっかくの食べ歩きなのに心から楽しめなくなってしまいます。
✍️一言アドバイス
メモ
【結論】: 新大久保の食べ歩きは、「ルート」「時間帯」「マナー」の3つを最初に押さえるだけで、初めてでも一気にラクで楽しい街になります。
なぜなら、新大久保駅と大久保通りの関係や、新大久保コリアンタウン全体に適用される新大久保ルールを理解していれば、人の流れとマナー違反を自然と避けられるからです。
この視点を持つことで、新大久保は“疲れる街”から“何度も通いたくなる街”に変わります。
土日でも疲れない!時間割付きモデルコース【3時間・5時間】
ここからは、実際にそのまま真似できるモデルコースを紹介します。
新大久保駅から大久保通り、そして職安通りへと進む動線を決めておけば、初めての新大久保でも迷いにくくなります。
新大久保駅と大久保通りのつながりを「起点とメインストリート」として捉え、大久保通りを中心に食べ歩きグルメを楽しみ、余力があれば職安通り側へ韓国コスメショップやK-POPショップを見に行く、という流れがおすすめです。
職安通りと韓国コスメショップ・K-POPショップは**「サブエリアと目的別スポット」**というイメージで捉えてください。
さくっと満喫したい人向け【3時間コース】

想定パターン:
- 休日の10:30〜13:30
- 友だち2〜3人
- 予算は1人3,000〜4,000円前後
時間割のイメージ:
10:30
新大久保駅集合
新大久保駅を出たら、大久保通り側の出口に出て大久保通りへ向かう。
10:45〜11:15
駅近スイーツで最初の一品(トゥンカロン or 10円パンなど)
大久保通り沿いのスイーツ店で、みんなで1〜2個シェア。
大久保通りと食べ歩きグルメの関係を意識し、「メインストリートで1品目」というリズムを作る。
11:20〜12:00
大久保通りを歩きながら屋台フード(チーズハットグなど)
行列の長さを見つつ、あまり並んでいない屋台を選ぶ。
食べる場所はお店の前や指定スペースにし、新大久保ルールを守る。
12:10〜13:00
座って休めるカフェ or 軽めのランチ
大久保通りから少し中に入ったカフェで、ドリンクと軽食。
人混みから一歩離れて、新大久保食べ歩きの締めにする。
この3時間コースは、新大久保駅と大久保通りのシンプルな関係を活かし、「駅→大久保通り→カフェ」という一直線の動線だけで完結させます。
グルメも推し活も楽しみたい人向け【5時間コース】

想定パターン:
- 休日の10:30〜15:30
- 友だち2〜3人
- 予算は1人5,000〜7,000円前後
時間割のイメージ:
10:30
新大久保駅集合 → 大久保通りへ
10:45〜11:15
映えスイーツ(トゥンカロン or クルンジ)
11:20〜12:00
屋台フード(チーズハットグ/キンパ)
12:10〜13:00
韓国料理店でしっかりランチ
キムチチゲ、サムギョプサルなどをシェアして、お腹も一度リセット。
13:10〜14:00
職安通り側の韓国コスメショップ・K-POPショップ
大久保通りから職安通りへ移動し、韓国コスメショップやK-POPショップを回る。
職安通りと韓国コスメショップ・K-POPショップの関係を、「食後に立ち寄るサブエリア」として扱う。
14:10〜15:00
イケメン通り周辺で写真タイム&カフェ
イケメン通りと写真映えスポットの関係を活かし、フォトジェニックな壁や看板の前で写真撮影。
最後にカフェで休憩しながら、戦利品を並べて撮影。
5時間コースは、
- 「食べ歩きグルメ」
- 「しっかりご飯」
- 「韓国コスメやK-POPショップ」
- 「写真映えスポット」
をバランス良く詰め込んだプランです。
新大久保駅、大久保通り、職安通り、イケメン通りというエンティティを、**「起点→メインストリート→サブエリア→写真スポット」**の順番で回るイメージを持ってください。
平日と休日で変えるべきポイント
休日:
- できるだけ午前スタートにして、12時前までにスイーツと屋台フードをある程度終えておく。
- ランチは混雑ピークを外して11:30前後か14:00以降にずらす。
平日:
- 休日よりは人が少ないので、11:30〜12:30スタートでも比較的動きやすい。
- ただし人気店は夕方以降に混むため、スイーツや屋台系は昼のうちに回ると安心。
カテゴリ別おすすめ食べ歩きグルメと注文・予算のコツ
モデルコースの次は、「何をどれくらい頼めばいいか」という実務的な不安を解消します。
大久保通りと食べ歩きグルメの関係、そして食べ歩きグルメと予算・シェア戦略の関係を意識しながら考えていきます。
SNS映えスイーツは「1〜2個をシェア」がちょうど良い
新大久保には、トゥンカロンやクルンジ、10円パンなど、写真映えするスイーツがたくさんあります。
これらのスイーツはボリュームがあることも多いので、
- 3人グループなら、1〜2個をシェア
- 写真を撮ったら、無理に全部食べきろうとしない
という感覚で楽しむと、後半の屋台フードやランチまでしっかり余力を残せます。
屋台フードは「お腹の残量」と相談しながら順番を決める
チーズハットグ、キンパ、トッポッキ、韓国チキンなどの屋台フードは、大久保通り沿いに集中しています。
このため、大久保通りと食べ歩きグルメの関係をうまく使い、「軽いもの→重いもの」の順番で食べていくのがおすすめです。
例えば、
- 先にキンパやトッポッキなどを少量シェア
- まだ余裕があればチーズハットグやチキンなど、より重めのメニューへ
という流れにすると、「最初にヘビーなものを食べて、そのあと何も入らない」という失敗を避けやすくなります。
人数×カテゴリ×予算の目安

| 人数 | 想定コース | スイーツ(トゥンカロン等) | 屋台フード(ハットグ等) | カフェ・ドリンク | しっかりランチ | 1人あたり予算の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2人 | 3時間コース | 1〜2個をシェア | 2種類をシェア | 1ドリンクずつ | なし or 軽食のみ | 約3,000〜4,000円 |
| 3人 | 3時間コース | 2個をシェア | 2〜3種類をシェア | 1ドリンクずつ | なし or 軽食のみ | 約3,000〜4,000円 |
| 2人 | 5時間コース | 1〜2個をシェア | 2種類をシェア | 1ドリンクずつ | 1人1,000〜1,500円程度のランチ | 約5,000〜6,000円 |
| 3人 | 5時間コース | 2個をシェア | 3種類をシェア | 1ドリンクずつ | シェア前提で2〜3品オーダー | 約5,000〜7,000円 |
あくまで目安ですが、上の表を基準にしておけば、**「頼みすぎて食べきれない」「予算を大きくオーバーしてしまう」**という失敗をかなり減らせます。
✍️一言アドバイス
メモ
【結論】: 新大久保食べ歩きは、「人数×シェア前提の注文量」を意識すると、満足度と予算のバランスがぐっと良くなります。
なぜなら、一つ一つのメニューのボリュームが大きく、1人1品ずつ頼むとすぐにお腹がいっぱいになるからです。
シェア戦略を最初から前提にしておくことで、種類はたくさん、量はちょうど良くという理想的な楽しみ方に近づきます。
もう迷わない!新大久保食べ歩きのFAQ【マナー・服装・持ち物】
最後に、初めて新大久保を訪れる人が気になりやすいポイントをQ&A形式でまとめます。
新大久保コリアンタウンと新大久保ルールの関係を意識しながら、具体的な行動レベルで説明します。
Q. 食べ歩きはどこで食べるのが正解ですか?
A. 食べ歩きフードを食べる場所として最適なのは、購入した店舗の前や、店舗が指定しているスペースです。
新大久保コリアンタウン全体には、新大久保ルールという行動ルールがあり、新大久保ルールと食べ歩きグルメは「マナーと楽しみ方」という関係にあります。
- 大久保通りの歩道中央など、人の流れをさえぎる場所で立ち止まらない
- 食べ終わったゴミは、店舗が用意したゴミ箱か、自分の持ち帰り用バッグに入れる
という行動を意識すると、新大久保の街にも、周りの人にも、自分にも優しい食べ歩きになります。
Q. どのような服装や靴で行くのが良いですか?
A. 新大久保駅から大久保通り、職安通り、イケメン通りを歩き回ることになるため、スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。
動き回る時間が長くなる5時間コースを選ぶ場合は、特に足への負担を軽くしておくと、終盤のコスメショップや写真スポットも楽しみやすくなります。
Q. 持っていくと便利な持ち物はありますか?

A. 新大久保の食べ歩きでは、次のような持ち物が非常に役立ちます。
- 小さめのエコバッグ(ゴミや買ったものを入れる)
- ウェットティッシュ・ポケットティッシュ
- モバイルバッテリー(写真や地図アプリの使用が多いため)
- ハンカチ、ナプキン
Q. トイレやゴミ箱は足りますか?事前に気をつけることは何ですか?
A. 新大久保コリアンタウンのトイレやゴミ箱は、ショッピングビルや飲食店の中にある場合が多いです。
- 行きの電車の駅構内で一度トイレに行っておく
- カフェやランチで入った店のトイレを利用する
- ゴミは、購入した店舗のゴミ箱か持ち帰り用バッグに入れる
といった点を意識すると、トイレ探しやゴミ問題で慌てる場面がぐっと減ります。
Q. 写真や動画を撮るときに気をつけることはありますか?
A. イケメン通りと写真映えスポットの関係を意識すると、楽しく安全に写真撮影ができます。
- 通行の妨げになる場所のど真ん中で立ち止まらない
- 店内や商品を接写するときは、店員さんに一声かける
- 他の人の顔が大きく映り込む写真や動画は、SNS投稿前によく確認する
といったマナーを守ることで、自分も周囲の人も気持ちよく新大久保を楽しめます。
✍️ 一言アドバイス
メモ
【結論】: 新大久保での食べ歩きマナーは、「自分の楽しさ」と「周りの人の歩きやすさ」を両立させる意識を持つことがいちばん大切です。
なぜなら、新大久保コリアンタウンは、新大久保駅から大久保通りや職安通りにかけて多くの人が同じルートを通るエリアであり、一人ひとりの行動が街全体の快適さに直結するからです。
マナーを知っているだけで、ちょっと誇らしい気持ちで新大久保を歩けるようになります。
まとめ|時間割とルートを決めて、「また来たくなる新大久保」に
最後に、この記事のポイントを3つにまとめます。
- 新大久保は「駅→大久保通り→職安通り→イケメン通り」というシンプルな流れを意識すると、初めてでも迷いにくいエリアになる。
- 食べ歩きグルメは、人数に応じてシェア前提で注文量を調整すると、満足度と予算のバランスが良くなる。
- 新大久保ルールや撮影マナーを押さえることで、自分も周りも気持ちよく新大久保を楽しめる。
この記事の時間割とマップをスクリーンショットして、次のお休みにぜひ友だちを誘ってみてください。
最初の新大久保がうまくいけば、「今度はランチメインで行こう」「次は夜の新大久保も歩いてみたい」と、何度でもプランを立てたくなるはずです。
著者情報
ハジイチ
街歩きガイド・グルメライター。
友人・知人向けの「初めての新大久保ツアー」を案内経験あり。
「新大久保を、疲れる街ではなく“また来たくなる街”として楽しんでほしい」という思いで、マナーと楽しさの両立をテーマに発信している。
参考文献リスト
- 新宿区「大久保地域の環境・混雑対策に関する資料(いわゆる新大久保ルール)」
- GO TOKYO(東京都公式観光サイト)新大久保エリア紹介ページ
- JAL公式旅行メディア「OnTrip JAL」新大久保特集記事
- じゃらんニュース 新大久保食べ歩き特集記事
- NEWT MAG(令和トラベル)新大久保ガイド記事
- アンニョン新大久保 新大久保グルメ特集記事