6Gとは
第5世代移動通信「5G」の次世代となる規格。
5Gを超えるという意味で「ビヨンド5G」と呼ばれることもある。
研究はまだ初期段階で、具体的な技術基盤は確立されていません。
6Gでできること6要素
1.超高速・大容量通信
- さらなる大容量化
- ビックデータレート向上>100Gbps (5Gでは10Gbps)
Gbps:データ通信速度 - 新たな周波数帯開拓
さらなる通信速度の向上、例えば 100Gbps を超える「超高速・大容量」の無線技術によって、現実の体感品質と同等、もしくはそれを超えるような新体感サービスを実現できると考えられます。
このようなサービスを具現化するユーザインタフェースもメガネ型端末の進化によって、よりウェアラブル(身につける)なものへと進化していくことが予想されます。
このような新体感サービスは複数ユーザ間でもリアルタイムに共有され、サイバー空間上での仮想共体感,仮想協調作業など新たなシンクロ型アプリケーションも期待できます。
また,産業向けユースケースやサイバー・フィジカル(身体的・物理的)融合などのトレンドを考慮すると、様々なリアルタイム情報を「頭脳」であるクラウドや AI (人工知能)に伝送する必要があるため、リンクの性能改善が肝になるでしょう。
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2.超 カバレッジ(適用範囲・保証範囲)拡張
- どこでも高速データ伝送速度(Gbps)レベルのサービス提供。エリアカバー率100%。
- 新たなサービスエリア。例えば、空(高度1万m)、海(200海里)、宇宙など。
現在の移動通信システムがカバーしていない空・海・宇宙などを含むあらゆる場所でのユースケースを想定した「超カバレッジ拡張」を将来的には目指しています。
さらなる人・物の活動環境の拡大と、それによる新規産業の創出が期待できます。
空飛ぶ車や宇宙旅行など、未来的ユースケースへの応用も期待できます。
3.超低消費電力・低コスト化
- 充電不要な超低消費電力端末
- 低価格ミリ波デバイス
ネットワークおよび端末デバイス(機器)の「超低消費電力・低コスト化」は、ビジネスおよび環境双方の観点から 5G と同様に重要な要求条件です。
6G のような未来に向けては、無線の信号を用いた給電技術の発展によってデバイスが充電不要になるような世界も期待できます。
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