こんにちは。ハジイチです。
仕事でどうしても関連してくる内容なのでをまとめてみました。
ASMEとは
American Society Mechanical Engineers(米国機械学会)。
ASME規格はANSIの基準を満たすもので認定手順の下で開発された民間規格です。
ASMEには様々な基準/規格が存在するが、配管に関する内容は「ASME B31シリーズ(圧力配管基準)」に記載されています。
日本国内において「建築設備の耐震施工法」における配管応力評価は 空気調和・衛生工学会指針によるとASME B31.3 Process Pipingに準拠するよう謳(うた)われています。
ANSIとは
American Natinal Standerds Institute(米国国家規格協会)
B31.3 Process Pipingとは
ASME B31.3はプロセス配管に規定しています。
プロセス配管とは
石油精製、化学、薬品、紡績、製紙、半導体、及び極低温プラントならびにターミナルの各分野において代表的に見られる配管の事です。
まとめ
ASME B31シリーズに配管に関する規格であり、B31XのXが数字の場合は対象設備固有の配管設計・材料・製作・施工・検査・運転・保守を網羅する基準となっています。
B31.1 | Power Piping | 火力発電設備プラント配管 |
B31.3 | Process Piping | 石油精製・化学プラント等の配管 |
B31.4 | Pipeline Transportation Systems for Liquids and Slurries | 液化石油輸送設備配管 |
B31.5 | Refrigerration Piping and Heat Transfer Components | 冷却配管 |
B31.8 | Gas Transmission and Distribution Piping Systems | ガス輸送分配配管 |
B31.9 | Buildings Services Piping | 建築配管 |
B31.12 | Hydrogen Piping and Pipelines | 水素配管と輸送配管 |
B31E | Standard for the Seismic Design and Retrofit of Above-Ground Piping Systems | 地上配管の耐震設計および改造のための基準 |
B31G | Manual for Determining the Remaining Strength of Corroded Pipelines | 腐食した輸送配管の残存強度を決定するためのマニュアル |
B31J | Stress Intensification Factors (i-Factors),Flexiblility Factors(k-Factors),and Their Determination for Metalic Piping Components | 金属配管部品の応力係数(i係数)、たわみ係数(k係数)およびそれらの決定 |
B31Q | Pipeline Personnel Qualification | 輸送配管人材資格基準 |
B31T | Standard Toughness Requirements for Piping | 配管の標準靭性要件 |