目次
【招き猫】右手・左手・両手の意味とは?
右手を挙げている招き猫の意味
右手を挙げている招き猫は雄猫です。
金運や幸運を招くと言われています。
昔、京都では右手を挙げている招き猫(雄)は昼間の「商売繁盛」の縁起物として置かれていたそうです。
左手を挙げている招き猫の意味
左手を挙げている招き猫は雌猫です。
千客万来や縁結びに効果があると言われています。
昔、京都では左手を挙げている招き猫(雌)は夜の商売が繁盛するように置かれていたそうです。
両手を挙げている招き猫の意味
両手を挙げている招き猫はお客さんと金運の両方を招くと言われています。
右手は雄、左手は雌、両手は?猫の性別は不明との事です。
両手を挙げている招き猫は「欲張りすぎてお手上げになる」という考え方もあり、嫌う人が多いとか。
招き猫の由来とは?
弘法大師(空海)発祥説
真言宗開祖の弘法大師「空海」が朝廷の命を受け讃岐の国(香川県)の灌漑工事に向かったところ、いくつかの問題が起きていました。
空海が事態を改善すべく、近くの神社にこもり成功を祈願していたところ、山頂より一匹の猫が現れ、両方の前足を頭の上より高く上げ、しきりに人を招くような仕草を繰り返したそうです。
その出来事の後、不思議なことに問題は解決。難工事はあっという間に完成したそうです。
このことから“猫”は幸運を招く動物として広まり「招き猫」が生まれたと言われています。
豪徳寺(東京都世田谷区)発祥説
江戸時代に井伊直孝(いいなおたか)が荒れていた豪徳寺の前を通りかかった時、豪徳寺の飼い猫が門前で手招きするような仕草をしていたので立ち寄って休憩する事にしました。
お寺の和尚は井伊直孝をもてなし、説法までしました。すると雷雨が降ってきました。
猫に招かれたおかげで、雨に降られずに済み、ありがたい説法まで聞けたと喜んだ直孝は、豪徳寺を立て直すための資金を寄付し、豪徳寺は盛り返したそうです。
自性院(東京都新宿区)発祥説
江古田沼袋原の戦い(えごたぬまぶくろはらのたたかい)で劣勢に立たされ道に迷った太田道灌(おおたどうかん)。
彼の前に現れた猫が手招きをしながら自性院へ案内。この出来事がきっかけで劣勢から優勢に盛り返したそうです。
その時のお礼として、自性院に猫地蔵を奉納。この猫地蔵が後に招き猫になったそうです。
今戸神社(東京都台東区)発祥説
江戸時代末期、ある老婆が貧しさから愛猫を手放しました。その後その猫が老婆の夢枕に現れ「自分の姿を人形にしたら福徳を授かる」と言ったそうです。
その言葉を受け、老婆は猫の人形を今戸焼の焼き物にして、浅草神社鳥居横で売ったところ評判になりました。
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