こんにちは。ハジイチです。
クリスマスも終わり、もう少しで大晦日が来てお正月ですね!
本当に1年が過ぎるのはあっと言う間です。(おっさんになればなるほどそう感じます・笑)
今回は大晦日に食べる年越しそばについて、由来、年越し蕎麦に込められた意味などをまとめてみました。
目次
なぜ、大晦日に年越しそばを食べるようになったのか?
大晦日に年越しそばを食べるようになった理由には諸説あります。
諸説①
鎌倉時代、博多の承天寺で年を越せない程貧しい人々にそば粉で作った餅(そば餅)をふるまったところ、翌年からそば餅を食べた人々の運気が上がった。
そば餅を食べると運気が上がると言う噂が広まり、大晦日に蕎麦を食べるならわしが生じた。
諸説②
室町時代、増渕民部(関東三長者の一人)が、大晦日に無事息災を祝い、家人ともども「そばがき」を食べた事がはじまり。
MEMO
関東三長者とは、室町時代に朝廷から関東の支配を命じられた人。「増渕」の他は「小金」、「東金」
諸説③
そば効能説。そばには新陳代謝を良くする効能があり、体内を清浄にして新年を迎える為、大晦日にそばを食べるようになった。
MEMO
そばに含まれる食物繊維には、便秘を緩和し、腸内に溜まったコレステロールなど有害な物質を体外に排出する働きがある。
他にもルチンは毛細血管の老化を防ぎ、血液サラサラ、高血圧予防の効果が期待できる。
またコリンは肝臓の働きを助け、飲酒によって肝臓に脂肪が溜まるのを防ぐ効果が期待できる。
大晦日に年越しそばを食べて“ゲン担ぎ“
さまざまな諸説の中で共通して言える事が、“ゲン担ぎ”
「そばを食べると新しい年を幸せに過ごす事が出来る」という“縁起が良い行い”に繋がっていると言えます。
年越しそばに込められた“ゲン担ぎ”
- 長生き・・・蕎麦のように細く長く
- 不運を切り捨て、新年を幸運で迎える・・・切れやすい蕎麦のように今年の不運はバッサリ切り捨て
- 金運UP・・・「蕎麦で金を集める」昔の金銀細工師は散らかった金銀を、そば粉を使って集めていた事から
- 無病息災・・・荒地、風雨でも元気に育つ蕎麦にちなんで
そばの具でも“ゲン担ぎ”
そばの具 | ゲン担ぎに込められた意味 |
---|---|
海老のてんぷら | 長寿 |
にしん | 子孫繁栄 |
鶏肉(かしわ) | 家系の存続 |
長ねぎ | 労をねぎらう |
大根おろし | 厄を落とす |
卵 | 金運UP |
油揚げ | 商売繁盛 |
ご存知ですか?日本三大そば
大晦日の年越しそばの話題から、蕎麦つながりと言うことで、
日本三大そばを紹介します!
MEMO
日本三大そばとは、日本各地で食べられている蕎麦・蕎麦料理のうち、日本の代表的なものされる三つを挙げたもの。
岩手県・わんこそば(椀子そば)
椀に盛った少量のそばを客が食べる端から給仕人がつぎ足し、満腹になるまでもてなすもの。
長野県・戸隠そば
水をほとんど切らずに長い円を描くようにざるに盛りつける「ぼっち盛り」が特徴。
島根県・出雲そば
朱塗りの丸い器に入ったそばに薬味を入れ、つゆを直接かける「割子(わりご)」という珍しい食べ方が特徴。
まとめ
今回は大晦日に食べる年越しそばについて、その由来と年越し蕎麦に込められた意味についてまとめてみました。
結局由来には諸説ありましたが、共通して言えることは“ゲン担ぎ”と言うことでした。
また日本全国で食べられている蕎麦には、日本三大そばなるものが存在する事も蕎麦つながりで紹介させて頂きました。
大晦日は年越しそばを食べて縁起良く新しい年を迎えましょう!